E. Schütt: Vaise-Paraphrase(d'près Chopin) [2ps, 4hds]
E. シュット/ワルツ=パラフレーズ Op.58-1(ショパン風) |
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ペテルスブルグで生れ,その地の音楽院およびライプツィヒで学ぴ,ウィーンで活躍したシュットは,ピアノ協奏曲やオペラ等の大作も残したものの,今日その名は,華麗な演奏効果を発揮する,シュトラウスのワルツの数多くのパラフレーズで知られている。この2台のピアノのための「ワルツ=パラフレーズ」は,ショパンのワルツ中で最も親しまれている「嬰ハ短調 Op.64-2」に基づく自由なパラフレーズ。ショパンの作品は,ピアノ独奏で最大限の演奏効果を発揮するように書かれているため,デュオ用の効果的な編曲は極めて数少ない。しかし,この作品はシュットの卓越した編曲のアイディアと確実な書法,豊かなファンタジーが結実した作品で,ショパンの作品に新たな魅力を与えることに成功している。なお,この作品はゴールドストーンとクレモウによる演奏で"THE VIRTUOSO PIANO DUO"(OLYHPIA OCD626)に収録 されている。(松永晴紀) |


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F. P. Schubert(arr. by Jan Brandits-Buys): Symphony No.8 B-Minor "Die Unvollendete" [1p, 4hds]
F. P. シューベルト(Jan Brandits-Buys編) /交響曲 第8番 ロ短調 「未完成」 |
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シューベルトの交響曲中、最もよく知られている「未完成」の連弾編曲版。哀愁に満ちた旋律の表現は、連弾においても管弦楽に勝るとも劣らない編曲であると同時に、ピアノの響きに対する鋭敏な感覚を演奏者に要求する内容も伴っている。 |


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J. Sibelius(arr. by Masayuki Toyo-oka): KARELLIA SUITE Op.11 [1p, 4hds]
J. シベリウス(豊岡正幸編)/組曲「カレリア」 Op.11 |
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シベリウスが新婚旅行で訪れたカレリア地方に伝わる民謡・伝説から題材を得ている。次第に高揚感に包まれる第1曲:「間奏曲」、憂愁に満ちた第2曲:「バラード」、精神が鼓舞されるような第3曲:「行進曲風に」からなる。しかし原曲の野外劇音楽の初演時の評判は芳しいものではなく、作曲者自らにより一時廃棄された後、序曲と組曲に再生された。この連弾編曲版には4手が織り成す色彩感豊かな音響の一助となるよう、各声部にスコア上の楽器名が記されており、管弦楽的な音色作りの過程を楽しむことができる。 ![[S005]「J. シベリウス(豊岡正幸編)/組曲「カレリア」 Op.11 ”1-間奏曲”」試聴へ](image/speaker.gif) ![[S005]「J. シベリウス(豊岡正幸編)/組曲「カレリア」 Op.11 ”2-バラード”」試聴へ](image/speaker.gif) ![[S005]「J. シベリウス(豊岡正幸編)/組曲「カレリア」 Op.11 ”3-行進曲風に”」試聴へ](image/speaker.gif) |


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C. A. Sinding: Eight pieses Op.71 [1p,4hds]
C. シンディング/8つの小品 Op.71 |
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シンディングは200曲以上のピアノ小品を残したにもかかわらず, 今日では「春のざわめき Op.32-3」以外,ほとんど知られていない。ピアノ・デュオ作品も数組の連弾曲集や 2台のピアノのための「変奏曲 Op.2」「2つの二重奏曲 Op.41」といった作品がある が無視同然の扱いを受けている。「8つの小品 Op.71」の各曲は「カプリス」 「セレナ ード」「フモレスケ」「古い歌」「田舎の祭り」「夜想曲」「森の暗さ」「日の出」。 いずれも重厚な書法,頻繁な転調,興味深い複雑なリズムを備えた後期ロマン派風の作品であり, その印象は母国の先輩であるグリーグよりも,むしろレーガーに近いとさえ言えよう。 W.アルトマンの目録によれば1904年に出版され,その時点では「6つの小品」であったが 1911年に終りの2曲が追加された。 シンディングの作風は民族色が薄いと言われるが, 「古い歌」や「田舎の祭り」には,民族的な雰囲気が漂っている。(松永晴紀) |


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J. Strauss II(arr. by Masayuki Toyo-oka): "Perpetuum mobile" Op.257 [2p, 8hds]
J. シュトラウスII(豊岡正幸編)/常動曲(無窮動) Op.257 |
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現在,2台8手の伝統はほとんど途絶えてしまったが, この演奏形態は特に19世紀後半から20世紀初頭にかけて盛んで, 主要作曲家の交響曲や交響詩,オペラの序曲等の管弦楽曲が数多く編曲され出版された。 2台ピアノと連弾の魅力を併せ持つ2台8手だが,その編曲はややもすると音が厚過ぎ, また合奏として合わせにくいものになりがち。 しかしこの「無窮動」(1861初演)の編曲は無駄に音を重ねた箇所が全く無く, 音量や響きの変化も多彩かつ効果的で,しかも2台のピアノ間の旋律のやり取りも面白く工夫されている。 親しみやすい作品で,多人数でのデュオ・コンサートの華麗なオープニングやアンコールにふさわしい。 (松永晴紀)
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J. Strauss II(arr. by R. Genee): Potpourris from "Die Fledermaus" [1p, 4hds]
J. シュトラウス II(R. Genee編)/「こうもり」によるポプリ |
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19世紀後半から20世紀はじめにかけて,人気の高いオペラやオペレッタによる ポプリ(接続曲)が数多く作られサロンや家庭で盛んに演奏された。 この作品もそうしたジャンルの一曲で,シュトラウスの楽しい旋律が次々に登場する。 編曲者のフランツ・フリードリヒ・リヒャルト・ジェネイ(1823〜95)はウィーンを含む多くの都市で力ペルマイスターを務め, オペラの作曲のほか,台本も書いた。リストの諸作品のようにヴィルトゥオーゾ的な技巧を駆使したパラフレーズやファンタジア(幻想曲)とは異なり, 技巧的にも全く難しくなく,シュトラウスの人気作品が気軽に楽しめる。(松永晴紀) |


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B. F. Smetana(arr. by composer):"Vltava" from symphonic poem "Má Vlast" [1p, 4hds]
B. F. スメタナ(作曲者編)/交響詩「わが祖国」より「モルダウ」 |
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ボヘミア最初の国民的作曲家,ベドジフ・スメタナは, ピアニストとしても並外れた名手であったことは意外と知られていない。 また2台8手のための「ソナタ」と「ロンド」は, 現在でもその珍しい演奏形態のオリジナル作品中での貴重なレパートリーとなっている。 6曲の交響詩の連作である「わが祖国」中,最も有名なモルダウ(ヴァルタヴァ)は 1874年に完成し,79年に作曲者自身による連弾版が,翌年のスコアに先立って出版された。(松永晴紀) |


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B. F. Smetana:"Vltava" Symphonische Dichtung für grolses Orchester
für Klavier zu vier Händen von komponisten. [1p, 4hds] <<RENDAN-NET VERSION>>
B. F. スメタナ(作曲者編)/交響詩「わが祖国」より「モルダウ」【連弾ネット版】 |
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R002を底本とする連弾ネット独自編集版。研究・演奏両面の視点を集約、確かな連弾ネット制作陣が吟味・検討を重ね、徹底した連弾演奏の便宜性も追求したオリジナルヴァージョン。詳しい内容は、こちら。 この楽譜を使用した演奏が、こちらからご覧いただけます。 ■演奏者:belles ailes(佐々木智令&佐々木視令)2011.8.26 東京オペラシティ リサイタルホール「田中一実メモリアル・コンサート」から |

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F. v. Suppe(arr. by Masayuki Toyo-oka): Overture"Light-Cavalry" [1p, 4hds]
F. v. スッペ(豊岡正幸編) /「軽騎兵」序曲 |
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数々のオペレッタを世に残しながら.そのほとんどが忘れ去られているスッペの作品の中で、「詩人と農夫」と並んでよく知られている序曲。タイトルの通り、軽騎兵の馬の疾走がオーケストラでは見事に表現されているが、連弾版編曲ではその雰囲気を保持するための工夫が随所に施されている。
 ![[S004]「F. v. スッペ(豊岡正幸編) /”軽騎兵”序曲」試聴へ](image/speaker.gif) |


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