19.イギリスのピアノ・デュオ作品 その1 |
2008年4月に「連弾ネット」主催による しかし,我々にとって「イギリスのピアノ・デュオ作品」と言われても, ご存じのようにイギリスはピアノ・デュオ発祥の国である。 そして現在,我々に最も良く親しまれている ずいぶんと時代が隔たっている。 もっともこれはイギリスに限った問題ではなく, ******************* では,続く19世紀,ピアノ音楽が, 「大英帝国の国威が輝かしかった間, 同書で柴田氏がこの時代のイギリスの大作曲家として わずかに「セレナード Op.20」と「交響曲第2番 Op.63」の エルガーと同じ年に亡くなったホルスト(1874〜1934)*10)の代表作 ******************* さて,私が知っている唯一の19世紀前半のイギリスの連弾作品でもある, というのは例のマグロー氏*13)も
この作品を ベネットはロイヤル音楽アカデミーで学び, 1836年,ライプツィヒに赴きメンデルスゾーンやシューマンから強い影響を受けている。 指揮者としても活躍し,ケンブリッジ大学の教授にもなり, この「3つの気晴らし」は1839年ころの作品で, ルービン(Ernest Lubin)氏もその著書 来年の「架け橋」で,この作品が演奏されることを期待せずにはいられない。 |
【2007年10月18日入稿】 |
【参考情報】 |
*1) 【日英 ピアノ・デュオの架け橋 2008】の詳細は、11月上旬発表予定。企画書はこちら。 |
*2) 【Wikipedia】トマス・トムキンズ |
*3) 【Wikipedia】ジャイルズ・ファーナビー |
*4) 【Wikipedia】Richard Rodney Bennett |
*5) 【CD】リチャード・ロドニー・ベネット/4つの小品組曲 |
*6) 【Wikipedia】ベルナルド・バスクィーニ |
*7) 【書籍】柴田南雄著西洋音楽の歴史・下一 音楽之友社刊 |
*8) 【Wikipedia】サー・エドワード・ウィリアム・エルガー |
*9) 【楽譜】エドワード・エルガー/愛の挨拶(ピアノ連弾)[ショット・ミュージック] |
*10) 【Wikipedia】グスターヴ・ホルスト |
*11) 【Wikipedia】ウィリアム・スタンデール・ベネット |
*12) 【楽譜】「3つの気晴らし Op.17」(3 Diversions)は、近日中に「楽譜ダウンロードサービス」に登載予定。 |
*13) 【松永教授のとっておき宝箱】「18. マグロー氏の選択」 |
:*14) 【書籍】Ernest Lubin: "The Piano Duet" |